【ミライノマップ】SS過疎地を地図で絞り込めるようにした

ミライノマップ に、SS過疎地の絞り込みを追加した。開くとすぐ使える直リンクは mirainomap.jp/?ss=1 である。
上の図は関東周辺を拡大した画面だ。東京湾沿岸の都市部はほぼ色が付かない一方、西側の山間や房総の一部には色が残る。都心から離れた市町村だけ、というイメージとは限らない。都内にも、該当する自治体がある。
全国に広げると、偏り方は地域ごとに違う。北海道では件数が多く、とくに道北は広い範囲にわたってSS過疎の色が続く。一覧のPDFを眺めるより、地図のほうが「どこがつながって薄いか」が掴みやすい。
SS過疎地とは何か
サービスステーション(SS)、いわゆるガソリンスタンドの数が少なくなった市町村を、資源エネルギー庁は一覧で公表している。定義はシンプルで、管内のSSが3か所以下の市町村だ。令和7年3月31日時点の一覧では、該当は約380前後——地図上では381件として表示している。
給油だけでなく、灯油配送や農業機械への燃料など、日常と産業の両方に効くインフラの薄さを示す区分である。人口や財政の数字とは別軸だが、「これから」を見るときに見落とされやすい層でもある。
出典は資源エネルギー庁の SS過疎地対策について である。同ページでは、最寄りSSまで15km以上の地域がある市町村の一覧も別途公表されている。ミライノマップに載せたのは、このうち「SSが3か所以下」の区分である。
なぜ地図に載せたか
きっかけは、街撮りchの撮影で地方都市を車で巡るときだ。ガソリンスタンドがなくて困る場面が、そこそこある。とくに夜9時を過ぎると、国道沿いでも見つからないことがある。
もちろんSS過疎地の区分に営業時間の条件はない。昼間は開いていても夜は閉まっている、という話とは別だ。それでも、店が減っているという実感は積み重なる。「いまの状況を、誰かが把握して公表していないか」と探したら、資源エネルギー庁が市町村一覧をまとめていた。だから自治体マスタにフラグとして取り込むことにした。
ミライノマップの主眼は、公的データの実測と、財政・人口などを重く見た将来寄りの合成スコアを分けて見せることだった。燃料の供給網も、その入口に足したい層のひとつである。SS過疎はランキングで煽るためのレッテルではなく、すでに国が市町村単位で公開しているフラグだ。カルテと同じ画面から、「給油の厚みが薄い市町村だけ」を地図で拾える。

操作は「絞り込み」から SS過疎地 → SS過疎地のみ を選ぶだけだ。条件はURLに載るので、?ss=1 のまま共有できる。都道府県や総合スコア帯と組み合わせて、さらに狭めることもできる。
意図的にしないこと
- 独自の「過疎度スコア」を作らない … 件数の境界は資源エネルギー庁の公表区分に従う。
- 断罪や終末論のトーンにしない … 該当かどうかを地図で見えるようにするまでである。
- 15km圏の区分と混ぜない … 今回のフラグは「管内SSが3以下」に限定する。
不安を増やすためではなく、見比べるために、という線引きは初回公開時と同じである。
街撮りとの関係
歩く映像では、駅前の灯りや店のシャッターは見える。一方で、管内にSSが何件残っているかは、通りを歩いただけでは分からない。ミライノマップのSS過疎地フィルターは、街撮りの「いまの気配」に対して、燃料供給という別レイヤーを地図に足した、という位置づけだ。
サービスの全体像は、公開時の記事にまとめてある。気になった自治体があれば、SS過疎地の地図 から開いてみてほしい。
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